マレーシア クアラルンプールで贅沢なホテルステイをしたいなら「セントレジス・クアラルンプール」がおすすめ。
KLセントラル駅から徒歩圏内にあり、重厚感のある空間と上質なサービスが魅力です。
この記事では、実際に宿泊した私が体験したお部屋・朝食・プラチナ特典の詳細をリアルにレポートします。
🚆 アクセス:KLセントラル駅から徒歩約10〜15分
最寄りは「KLセントラル駅(Kuala Lumpur Sentral)」。
駅構内に「St. Regis」への標識が出ているので、「全部つながっているのかな?」と思いましたが、実際には途中までしか屋内通路は続いていません。
最終的に一度屋外へ出てから隣のビル(セントレジス)へ歩く必要があります。

徒歩10〜15分ほどなのでそこまで遠くはありませんが、雨の日は少し不便。
ホテルは「セントレジス・レジデンス」と併設されており、隣の棟には実際に住んでいる人たちがいるそうです。
「ここに住んでる人うらやましいな〜」と思うようなラグジュアリーな雰囲気でした。

🛎 チェックイン:ラグジュアリー空間で少し待機
ロビーは天井が高く、広々とした空間。
ただしチェックインカウンターはテーブルが4つしかなく、混み合う時間帯もありそう。
私たちが到着したのは16時前。
「清掃がまだ終わっていないので、30分ほどお待ちください」とのこと。
プラチナの特典なのか不明ですが、スタッフの方から「6階のプールサイドバーで1人1杯ドリンクをどうぞ」と案内されました。
すぐに向かって、私はライチのモクテルを注文。
爽やかで飲みやすく、オシャレな空間で素敵な待ち時間を過ごせました。
しばらくすると、フロントのスタッフがバーまで鍵を持ってきてくれて、そのままチェックイン完了。
この丁寧な対応には「さすがセントレジス」と感じました。

🎖 プラチナ会員特典
私はマリオットのプラチナ会員ですが、今回は残念ながらお部屋のアップグレードはなし。
ただし、特典として「朝食」または「ポイント」を選べたので、朝食を選択しました。
また、残念ながらセントレジスにはラウンジサービスはありませんでした。
予約とポイント利用について
今回の宿泊は、マリオット・ボンヴォイのポイントを利用して55,000ポイントで予約しました。
セントレジスというブランドにしてはかなりお得に泊まれた印象で、
現金換算だと1泊7〜8万円ほどの価値があるので、ポイント宿泊のコスパは抜群でした。
プラチナ会員特典(朝食・レイトチェックアウト・ウェルカムギフトなど)もフル活用できたので、
「ポイントを使って贅沢に過ごす」には最高の選択だったと思います。
🏠 客室:63㎡の広々空間とセントレジスらしい上質さ
お部屋は約63㎡。
グレーを基調とした落ち着いたインテリアで、全体的に重厚感があります。
ツインベッド、広めのデスク、ソファセットなど、ゆったり過ごせる十分なスペース。
クローゼットルーム兼ドレッシングルームもあり、荷物が多くても安心。
お風呂にはテレビ付きのバスタブもあって、長旅の疲れを癒せます。
ただし、少し残念だったのが、バスルームに下水のようなにおいが少しあったこと。
東南アジア特有の湿気も関係しているのかもしれません。
また、冷房を切っても部屋がかなり冷えるので、寒がりの人は注意。
私は寒すぎて、上からバスローブを羽織って過ごしました。

🧴 アメニティ・設備
アメニティは一通り揃っていて、シャンプーやリンスは壁固定ではなく持ち歩けるサイズのボトルタイプ。
ただ、シャンプー・リンスは髪がきしむ感じがあったので、こだわりがある人は持参をおすすめします。
部屋の水ボトルにも「St. Regis」のロゴが入っていて、
こういう細かい部分のこだわりがやっぱりセントレジスらしくて好きです。
設備としては私は利用してませんが、プールやジムもあります。

🍫 ウェルカムスイーツ:遊び心あるチョコレート
お部屋に入ると、テーブルには丸いチョコレート型のウェルカムスイーツが。
横には小さなハンマーが置かれていて、それで割ると中からさらにチョコレートが2つ出てきました。
外側のチョコが一番おいしくて、中のはちょっと微妙でしたが(笑)、
とにかく見た目がかわいく、センスを感じる演出でした。

朝食:クオリティは圧倒的。少数精鋭の贅沢ブッフェ
朝食は2階のレストランで、営業時間は6:30〜10:30。
私たちは8時頃行ったのですが、かなり混雑していて4人グループの方は2.3組待ってらっしゃいました。
会場自体はそれほど広くはないので、早めの時間を狙うのが正解です。
ブッフェ台の規模は、昨日宿泊していた《ル・メリディアン クアラルンプール》と比べるとコンパクト。
ただし、料理のクオリティは圧倒的にセントレジスの勝ち。
ひとつひとつの味がしっかりしていて、さすがの高級ホテルという感じでした。
オーダーメニューもいくつかあり、私たちは
- ポーチドエッグ
- カナディアンロブスターwithエッグ
- ヒレステーキ
の3品をチョイス。
この中でも特にヒレステーキが絶品!
朝からしっかりお肉を食べる背徳感と幸福感でテンションが上がりました。
肉質が柔らかくてソースも上品、これだけで宿泊した甲斐があるレベルです。
一方で、ドリンクメニューの“シグネチャードリンク”として提供されていた
「バージンアッサムボーイマリー」(トマトジュース+何かのスパイス入り)は、正直かなり独特。
期待して飲んだのですが、私の口には合わず…笑
ただ、こういうちょっと冒険的なメニューがあるのも高級ホテルらしい体験ですね。
フルーツコーナーには、パイナップルやスイカはもちろん、
なんとブルーベリーが山盛り!
「ブルーベリーを好きなだけ食べられる」なんて日本ではなかなかない贅沢で、ちょっと感動しました。
さらに、蜂の巣からそのまま抽出できるハチミツも置かれていました。
その蜂蜜をヨーグルトやカフェオレに入れて楽しみました。
香りが豊かで自然な甘み、これもセントレジスならではの贅沢ポイントです。
全体的に料理の品数よりも質を重視しており、
「華やかさのル・メリディアン」 vs 「上品で洗練されたセントレジス」
という印象の違いが明確でした。
もし“ご当地感”を求めるならル・メリディアンでロティチャナイなどを楽しめて良いかもしれませんが、
食材の上質さ・味の完成度ではセントレジスが圧勝。
朝から優雅な気分に浸れる、満足度の高い朝食でした。

🚗 シャトルバス:便利で快適な送迎サービス
ホテルからKLセントラル駅へは30分おきに無料シャトルバスが運行。
徒歩だと15分ほどかかるので、これはかなり便利です。
私は勝手にトゥクトゥクのような車を想像していましたが、
実際にはしっかりした高級車で快適に送ってもらえました。
💬 まとめ:総合的な満足度は高め
✔️ 広くて上質な客室
✔️ 朝食のクオリティが高く、特にヒレステーキが絶品
✔️ スタッフのサービスが丁寧
✔️ 駅からのアクセスが少し不便(雨天時注意)
✔️ バスルームのにおいと冷房の強さが少し残念
全体的には非常に満足度の高い滞在でした。
次回はもう少しゆっくり滞在して、スパやルームサービスも試してみたいです。
「特別感」を味わいたい人には本当におすすめのホテルです。